片目のロシアンブルー

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ペットちゃんとありのまま記      2003/9/1  41号
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りんどうやききょうの花が似合う季節となりました。

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今日のテーマ
【片目のロシアンブルー】         おおもと

3年前の夏に依頼のあった猫ちゃんの話である。
今は、もうご結婚されてどこかで幸せな生活で暮らしているのだろう
と信じている。

特に印象に残っている若い女性の飼い主様と猫ちゃんである。

仕事柄、いろんな家を訪問するので、それぞれの生活スタイルがある。

彼女は、ミュージシャンであった。
全国行脚するスケジュール表のホワイトボートが、リビングの一面に
かけてあった。北九州、大阪、新潟と書かれていた。

下には、いくつかのギター、CD、音楽雑誌などたくさんある部屋の中で、
打ち合わせをした。

音楽の苦手なおおもとには、別世界で目を見上げたものだった。

社交的で、明るい彼女は、
「この子、拾ってきた猫なの。ロシアンブルーじゃないのよ。ザッシュよ。
ミューちゃん おいで ! シッターさんのお世話になるのよ。」
とミューちゃんに話しかけていた。

「……。(ダレダ?シッターサン?) ……。」

おおもとは、ミューちゃんに手を差し出し、嗅がせた。「クンクン」
「よろしくね。ミューちゃん。」

彼女は、ロシアンブルーじゃないと主張しているけど、おおもとから
見れば、仕事柄、ロシアンブルーしか見えなかった。
今回のタイトルはあえてロシアンブルーにした。

そのミューちゃんの片目がつぶれていた。
彼女は、道で見つけた時、片目のつぶれていた猫が不憫に思って拾い、
飼い始めたという話をしてくれた。

ペットを拾う飼い主様はみんな心やさしい人だと思う。胸打たれる。

その部屋の棚の上には、そのミューちゃんをモデルにした紙粘土で
作られた作品が飾ってあった。

片目つぶれたままのくつろいでいる姿のミューちゃん像で、紙粘土で作り、
グレー色にニスを塗ってあった。良く出来ている作品であった。

深い愛情を持った彼女のやさしさにジーンと来たおおもと。
おおもとは、お世話するたびに、ミューちゃんとその作品をながめていた。

なぜ?

ここで、初めておおもとの身体について話そう。

おおもとは、生まれつき耳が聞こえない。片耳だけかろうじて補聴器を
つけている。聴覚障害者である。この話は、近いうちに別の号で書く予定。

このミューちゃんも片目しか見えないのであるから、
障害者ならぬ障害猫(?)である。

おおもととミューちゃんの共通点でもあるので、どうしても印象に残る。

ミューちゃんのようなペットを飼うと決めた飼い主様は、おおもとの視点
から見れば、『神様から選ばれた優秀な飼い主』ということになる。

そう。きちんと生き物の痛みがわかる人だということ。

あなたも心からやさしい人になってほしい。たくさんいてほしい。

痛みのわかる人って本当に豊かな人生を送っている人だと思う。
心の広さが問われる。
心が広ければ、気持ちも軽くとらわれない。
とらわれないって難しいことかもしれない。経験と物の考え方しだいなの。

そんな飼い主様を尊敬せずにはいられない。思い出すたびに胸が熱くなる。
彼女は気づいているか気づいていないかもしれないけれど、
おおもとはしっかりキャッチしている。

なんという素敵な飼い主様だろう。素晴らしい心の持ち主だろう。
幸せになれる人である。そんな彼女に見習いたい。


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ご期待ください。 

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