印象に残るお客様その1

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ペットちゃんとありのまま記  
2003/12/15  48号
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野菜たっぷりの土鍋料理の美味しい季節となりました。

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今日のテーマ
 【印象に残るお客様その1】            おおもと

隣市で中型犬の依頼があった。
この話は2年位前のこと、1回だけの10日間朝晩の仕事だった。
和風の家で、折り目正しくきちんとした家で、シッターに対する気配りも
申し分なかった。とてもいい方で、なぜか印象に残った。

いつものように、シッターは、カルテ、筆記用具、領収書、お釣、契約書、
住宅地図そして軍手をGパン後ろポケットに入れ、片方にウンチ袋を
左ポケットに、初打ち合わせをする。

表札を確かめ、チャイムを押しすると、
どこからか「ワンワンッ」と吠えてまもなく、奥様が出てこられ、
階段を下りて門を開けてくれた。
「こんにちは!大森です。」「どうぞお待ちしておりました。」

道路に面するところが駐車場になっていて、その脇の階段を登っていく。
駐車場の上には、小さな物置と犬小屋が見えた。

今時、珍しく着物姿の奥様であった。ご主人様が中で「こちらへ」と
和室に案内された。

ざぶとんをすすめられ、障子を背に打ち合わせをした。
お茶をすすめられた。それも蓋付きの。
「ありがとうございます」と恐縮。
夫婦そろって打ち合わせを始めた。

「ペットシッターは初めてなのだが…。大森さんにお願いしようと
思いましてね…。」「ありがとうございます。」
五十代夫婦でどっしりした雰囲気。犬は和風にぴったりの柴犬の柴ちゃん。

「シッターというお仕事何年やっていらっしゃるの?」
「はい、2年です。固定客は40軒持っております。」と言うと
「ほほう。」にこやかに安心したようだった。

「10日間、夫婦でオーストラリアへ行くのでね。娘がいるんだけど、
お腹が大きいし、近所の人に頼むのも気を使うし…。」
「お気持ちはよくわかります。」とおおもと。

カルテの話し合いが進み、犬のごはんの説明に入った。
普通、外にいる犬のごはんを入れる器はたいてい、外においてあること
が多いのだが…。

この家のやり方が一風変わっていた。
純和室なので、床の間は、きちんと昔ながらの雰囲気のままだし、
テーブルも立派であった。高そうなテーブルで打ち合わせをするのも
初めてだった。

奥様が、シッターにわかってもらうよう、一生懸命。
おおもとは、聞き漏らさず、しっかりカルテに書く。絵も。
「絵がお上手なんですねえ。ホホホ。」と手を口へ。
「はあ。」(これは、自分のため忘れないように。絵を書いておくと絶対
忘れないからである。)

「犬のごはんは、このペットフードを使ってね。」と言いながら、
ペットフードの袋をお盆の上にのせたまま、テーブルの上においたのである。

さらに、犬の器(よくあるステンレスの横から見れば台形のあれ)をもう一つ
のお盆の上にのせてテーブルの上へ並べたのである。

この辺、おおもとは内心驚きを上げた。わかるかなこの感覚。
和室で、お盆の上にペットフードをのせてテーブルに置くところが、
開業以来、珍事。

ペットフードの分量や、朝はこれを使ってと説明していただいた。
「夜は、いつもこの野菜を煮たものを与えていますの。」

シッターは、お鍋の野菜を見て、
「1回分はどの位の量でしょうか?出来ましたら、1回分ごと
ビニール袋に分けて使う日付けをつけていただけると有り難いのですが…。」

「そうね。そうしましょう。最初の1週間はこれを与えてください。」
シッターはメモをする。
「夏は、腐りやすいので、こちら(シッターの冷蔵庫)へお持ち帰り
いたしましょうか?」←これは、シッターのサービス。

「そう思ってね。実は、物置に冷蔵庫をこしらえましたの。」
「ええッ!?冷蔵庫を物置に?」

確かに犬小屋のそばの物置の中に冷蔵庫がこしらえてあった。
家の中から、柴ちゃんのためにわざわざ運んで、おいたそうである。
おおもとはビックリィ。理解を超える。常識の壁こわしてるぅ。

「牛乳を飲みますのでね。この牛乳をこのカップで2杯。」
「はい、牛乳をカップ2杯ですね。」とメモ。
「このカップは冷蔵庫の棚に入れておきますから。」「はい。」

冷蔵庫に野菜袋が14回分、牛乳2本分がきちんと並べてあった。
あとの野菜の代わりの缶詰が脇におかれてあった。
冷蔵庫の脇に新聞・手紙類を入れるダンボール、
燃えないゴミ、燃えるゴミはこの箱へとマジックでわかりやすく
してくれた。

「留守配達伝票が入っていたら、いつになさいますか?」
「あ、そうだわね。んんと、○○日の午前中をお願い。助かるわ。」
これはお客様が気づかない部分であり、教えてあげると喜ぶ。
もし、伝票が入っていたら、報告書と一緒に入れておく。

無事に10日間のお世話が終了し、翌日電話があり、主人が応対
に出てくれて「すごく喜んでいたよ。よろしくと言っていたよ。」

2日目にオーストラリアから電話がかかって来た。
「柴ちゃん、元気?大丈夫?」「大丈夫ですよ。○日の朝からお世話に
行っています。ご安心ください。」と国際電話のやりとりもシッターの
仕事になる。

感じの良いお客様だったけど、今はどこに住んでいるかも忘れてしまった。
なぜか印象に残るお客様であった。

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話は変わりますが…。驚かないでね。
おおもとは、本日15日をもって4年10ヶ月も勤めていた会社を
退職することになりました。
「へえええ!?」が聞こえてきそうですね。
くわしくは、次次回のメルマガで告白します。お楽しみに。
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発行:グッドビジネス 大森もと子
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さて、次回のテーマは
【ペット番 大晦日〜元旦報告!】 をお送りいたします。
ご期待ください。